キングダムが面白い9つの理由!読者がハマってしまう魅力を紹介
キングダムはお笑い芸人の間でも人気を獲得するなど、幅広い世代から圧倒的な支持を得ています。
春秋戦国時代という日本にはあまり馴染みのない世界を舞台にしていますが、作り込まれた世界観が話題となっているんですね。
そんなキングダムですが、面白いとされる理由はどこにあるのでしょうか?
ここでは、キングダムが面白い9つの理由について紹介していきます。
理由1:「画力」が回を追うごとに増し続けている
漫画家が持つ一番大切な「画力」が、キングダムの面白さを引き立てています。
いくら作品が作り込まれていても、画力が乏しければ面白さは半減するでしょう。
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キングダムは回を追うごとに画力が増し続けている、つまり一切手抜きをしていません。
読者の心を掴んで離さない一つの理由として、制作スタッフの努力を感じられる部分にあります。
臨場感あふれる戦場を、短期間にダイナミックに仕上げているので、作品の世界を存分に楽しめるんですね。
理由2:「井上雄彦」から的確なアドバイスを貰っていた
キングダムが面白い理由として、「井上雄彦」先生からアドバイスをもらっているからという点が挙げられます。
原作者はキングダムを描く前、スラムダンクの作者である井上先生のところでアシスタントをした経験があるんですね。
漫画の基本を学び、その後にキングダムの連載をするようになりました。
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しかし全く売れずに打ち切りも噂されていた時、井上先生の所へ相談に行きます。
すると井上先生から、「信の目をもう少しだけ大きく描いてみては」という的確なアドバイスをしてくれたのです。
それから一気にキングダムが面白くなったと言われており、井上先生からのアドバイスも大きく関係しているとのこと。
理由3:散りばめた「伏線」をキッチリ回収している
キングダムには、物語を進める上で必要な伏線をいくつも散りばめています。
週刊誌で連載されているキングダムが、伏線をいくつも入れるのは冒険です。
いつ打ち切りに合うか分からないので、伏線の回収が満足にできなければ、読者に違和感を与えますからね。
それでも、キングダムは伏線を張り、それをキッチリと回収してくれます。
引き伸ばし過ぎる事はせず、さらに回収した後は「スッキリ」した気持ちにさせてくれるのです。
伏線はSNSを使ってすぐに拡散するので、作品の人気を上げる役割も担っています。
読者の心理を上手に使い、伏線を散りばめ、そして回収しているためキングダムは面白いんですね。
理由4:専門用語を極力用いないようにしている
春秋戦国時代を舞台にしているキングダムは、どうしても難しい漢字や専門用語が出てきます。
物語を理解する助けにはなりますが、あまりにも多すぎると読者がついていけなくなる可能性があるんですね。
そのため、キングダムでは難しい要素や専門用語を、極力用いないようにしているとのこと。
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読者に分かりやすい表現が使われているので、余計な所に気を散らされることなく物語に集中できます。
キングダムには、その工夫が施されているんですね。
理由5:キャラクターが深く成長している
キングダムは主人公・信が、天下の大将軍になる夢を追いかけるストーリーとなっています。
彼を中心に話が動いていくので、信が戦いや人との出会いで、どのように成長するのかも、読者にとっては楽しみの一つ。
成長していると実感できなければ、いくら物語が作り込まれていても面白いとは感じないものです。
キングダムは、信がしっかりと物語が進むごとに成長していると実感できる作りになっています。
それだけでなく、信と関わりのあるキャラクター全員が、何かしらの変化を受け成長しているんですね。
そのため、読者がまるで作中の世界に入り込んだかのような錯覚を受けます。
読者を惹きつける要素があるので、面白いと感じてもらえているのです。
理由6:登場人物が作り込まれている
戦場を舞台にしたキングダムは、脇役を含めれば非常に多くのキャラクターが登場します。
1話限りの人物は除くとしても、ほとんどの登場人物は作り込まれています。
彼らの背景や人物像、どんな性格をしているかなどが、しっかりと描かれており見捨てていません。
敵味方関係なく、登場人物が作り込まれているので、読者も感情移入しやすくなる効果があります。
そのため、読者は時間を忘れて作品に没頭できるので「面白い」と感じてもらえるんですね。
理由7:オリジナル要素を随所に取り入れている
キングダムはおおむね、史実通りに物事が進んでいきます。
ですが、その中にオリジナルストーリーをいくつか取り入れているんですね。
時代の背景や流れを損なわないようにしつつ、読者を惹きつける要素としてオリジナルを入れるのは至難の業。
代表的なのは、政の性格でしょう。
一般的に「秦の始皇帝」は、非常に厳しい性格で残忍な人物として描かれます。
ですがキングダムの政(後の始皇帝)は、とても人当りが良く正義感が強いキャラクターです。
オリジナル要素が含まれていますが、この影響で世界観が損なっている訳ではありませんよね?
実に巧みにオリジナル要素が入っているので、読者は違和感なく作品に入り込めます。
理由8:物語に「中だるみ」が存在しない
週刊誌で連載を続けていると、「中だるみ」なる現象が発生します。
終わらせても良い勝負を、長引かせたり、物語の進行で不要な要素を突然取り入れたり…。
何とか連載を続けるために、あの手この手が採用されます。
仕方ない部分ではありますが、読者としてみれば物語を早く進めて欲しいもの。
キングダムは、この「中だるみ」がほとんど存在せず、トントン拍子で物語が進んでいくんですね。
展開が早いので、読者も読み進めるのが楽しいと感じると言われています。
理由9:作者のペースを維持している
漫画は作者の発想力や想像力を楽しむもので、思いもつかない展開に読者はゾクゾクします。
しかし、逆にぶっ飛びすぎた設定にすると、読者がついていけないので人気になりません。
一方で、読者に寄り添いすぎると「面白味のない内容」になるため、これまた人気が得られません。
キングダムは、読者に寄り過ぎずもせず、さらにぶっ飛びすぎた内容にもなっていません。
「作者ペース」と呼ばれる状況が作られているので、読者は「面白い!」と感じやすくなります。
まとめ
ここでは、キングダムが面白い9つの理由について紹介していきました。
読者に「面白い」と感じてもらうには、作者がいかに工夫をするかたが大切です。
キングダムには、分かっているだけで9つの面白い理由が発見されています。
物語はどんどん興奮する展開になっているので、これからもこの調子で頑張ってほしいですね!